2022年サッカーW杯日本代表の三笘薫選手。
幼少期から兄の影響でサッカーを始め、プロサッカー『川崎フロンターレ』のユースチームに小中高と入団しており、そのままプロ入りも可能でしたが世間の予想とは裏腹に筑波大学に入学しています。
三笘薫選手は筑波大学出身ってことは頭がいいんだ?
三笘薫選手は筑波大学には、やっぱスポーツ推薦で入ったの?
そもそも他にもサッカーが強い大学あるのになんで筑波大学を選んだの?
この記事ではこんな疑問を持った方に向けてまとめました。
・三笘薫選手が偏差値44の高校から筑波大学に入れた理由
・三笘薫選手がプロ入りを断ってまで、筑波大学に入学した理由
・数あるサッカー強豪の大学の中から筑波大学を選んだ理由
三笘薫が偏差値44から筑波大学に入れた理由はスポーツ推薦で学力関係なし!
三笘薫選手は筑波大学に一般入試では無くスポーツ推薦で入ったので、高校時代の学力や偏差値は関係ありません。
三笘薫選手が通っていた高校は神奈川県の川崎橘高校。この高校は三つの学科に分かれておりそれぞれ偏差値が違います。
- 普通科(偏差値58)
- 国際科(偏差値54)
- スポーツ科(偏差値44)
三笘薫選手がどの学科に入っていたのかは公表されていませんが、スポーツ科であったことが一番濃厚だと思われます。
三笘薫は小中高と川崎フロンターレユースチーム所属
三笘薫選手はJリーグプロサッカーチーム『川崎フロンターレ』のユースチームに小中高と入団しています。
筑波大学のスポーツ推薦に必要な条件
三笘薫選手が通っていた川崎橘高校スポーツ科の偏差値は44、対して筑波大学の偏差値は68ですが、スポーツ推薦に学力は関係ありません。
・高校の卒業
・全国大会出場レベルの競技力
・試験内容は小論文、実技検査、面接の3つ
三笘薫がプロ入りを断り筑波大学に推薦入学したのは自信がなかったから
川崎フロンターレのユースチームに小中高と入団していた三笘薫選手。
プロの道ではなく、筑波大学を選んだのは『サッカーをプロとしてやっていく』自信がなかったからだそうです。
三笘薫は高校時代にプロトップチーム昇格が決まっていた
三笘薫選手は川崎フロンターレのユースチームで順調に昇格をして、高校時代には既にプロトップチームへの昇格が決まっており三笘薫選手とその両親には伝わっていたそうです。
ジュニアの時から飛び抜けている存在で、その学年でもかなり高いものでした。
独特の感覚を持ったドリブルは他の選手にないものがありましたし、こういう選手だったらトップに上げないと、という話をしていた。
※川崎フロンターレ強化部スカウト担当・向島健のコメント
引用;Numberweb
しかし両親を含む面談にて、トップ昇格への道を委ねられた三笘薫選手は次のように答えを出したそうです。
「筑波大に行って、大学サッカーの4年間でもう一度自分を鍛え直したい」
小学校の頃から夢だったプロサッカーチームへの道が目の前にあるのに断るなんて、相当覚悟が必要な判断だよね。
筑波大学スポーツ推薦を選んだのは「自信」が欲しかった
三笘薫選手がプロへの道を断り、筑波大学へ進学することを決めた大きな理由はプロとしてやっていく自信がなかったからだそうです。
当時のことについて三笘薫選手は次のように語っています。
はっきり言って、当時はプロでやっていく自信がありませんでした。1学年上の三好(康児)選手や板倉(滉)選手の姿を見て、客観的に考えたときに、トップでやれる自信が決定的に足りなかった。その現状から、将来を考えると筑波大に行った方が良いと思ったんです。
引用;Number Web
さらに別のインタビューではこんなことも語っています。
プロでやるには個人の能力も足りてないと感じていた。それに、『サッカーで飯を食べていく』とは決めていたけど、自分からサッカーを抜いたときの人間性も大切にしたいと考えていた
引用:4years.
三笘薫選手は高校時代、強豪ライバルが身近にいたことがきっかけで、大学4年間をサッカーに費やし成長するとともに、万が一プロサッカーとして活動できなかった場合のリスクを考えて筑波大学への進学を選んだようですね。
三笘薫がサッカーをやる上で筑波大学を選んだ理由
サッカーが強い大学は筑波大学だけではありません。
例えばJリーガー出身大学の1位は流通経済大学、そして全日本大学サッカー選手権大会での優勝回数は筑波大学が9回ですが、早稲田大学は12回と圧倒的に早稲田大学の方がサッカーチームとしては強豪です。
このように、決して筑波大学のサッカー部がダントツで強いという環境では無い中、三笘薫選手が筑波大学を選んだ理由は次の2つが大きく関わっているようです。
1:試合に出場できるチャンスが多そうだと感じたから
2:サッカーのレベル・質が高く環境が整っていたから
試合に出場できるチャンスが多そうだと感じた
三笘薫選手は高校三年生の頃、筑波大学の関東リーグ2部戦を観戦したときに1、2年生の選手がたくさん出ているからチャンスが多そうだと感じたそうです。
さらに、個々の選手のレベルも高いと感じ、筑波大学サッカー部は今でこそ2部リーグだけど、絶対にこれからもっと強くなるチームだと成長性も感じたことが、筑波大学を選んだ理由の1つとのこと。
サッカーのレベル・質が高く環境が整っていた
筑波大学の試合観戦後、三笘薫選手は当時所属していた川崎フロンターレユースチームの監督経由で筑波大学サッカー部の練習に参加し、次のように感じたそうです。
- 自身が思った通りの練習レベルと質の高さ
- グラウンドなどの環境や設備が良かった
- 勉強面でもサッカーを客観的に分析して、人間的な成長も出来ると感じた
このように、三笘薫選手は筑波大学のサッカー部に対して試合観戦によって客観的に分析し、実際に体験したことで筑波大学に入学しかないと確信したようです。
まとめ
三笘薫が偏差値44から筑波大学に入れた理由は!スポーツ推薦で学力関係なし?についてまとめました。
三笘薫選手が筑波大学に入れたのはスポーツ推薦だから学力は関係ありませんでした。
とはいえ、筑波大学へ進学せずともプロに入れたにも関わらず、大学進学を決意したのは相当な覚悟。
そして筑波大学へ進学し、サッカーを鍛えたことによって2022年W杯の大舞台に出場し活躍することになった三笘薫選手。
現在は海外のプロチームに所属、今後の活躍も期待したいですね!