11月1日に突然謝罪のツイートをしたミュージシャンの藤井風さん。
ファンの中でも突然何があったの?!と驚きが隠せないようです。
そこで藤井風さんが謝罪ツイートをした理由と経緯について調べた所、黒人差別になる言葉(通称Nワード)を歌ってしまっていたことがわかったのでこの記事で紹介します。
どうぞごゆっくりご覧ください。
藤井風の謝罪理由は黒人差別発言!
藤井風さんが謝罪した理由は藤井風さんがインディーズ時代、YouTubeに投稿した歌の中に黒人差別用語(Nワード)が含まれていたことが原因でした。
2018年に藤井風さんはm-floの『come again』という曲をベースに洋楽3曲の歌詞をマッシュアップした(ミックスした)動画をYouTubeに投稿していました。
しかしそのマッシュアップした動画の歌詞の中に、黒人差別用語(Nワード)の歌詞が含まれていました。
元の動画は既に藤井風さんが削除してるのでこちらの海外の方の動画で確認できます。
6:49あたりで一瞬音がカットされている箇所、そこに黒人差別となる「niggas」という単語が歌われています。
この「niggas」という黒人差別用語(Nワード)を歌ってしまったのが今回謝罪した理由となっています。
藤井風が今回謝罪した経緯
藤井風さんが2018年にYouTubeに投稿した動画に対して今回謝罪することになった経緯は、海外のファンから藤井風さんに対してツイッターで動画に対して指摘があったからでした。
大まかな経緯がこちらです。
10月31日:海外のファンが「Nワードを歌ってしまっているから社会問題になりかねない」と問題の動画リンクと共にツイッターで藤井風さんにメンションをつける。
11月1日:そのツイートに気づいた藤井風さんは該当となる動画をスタッフと共に確認。動画を即削除、そしてツイッター上で次のように謝罪
https://twitter.com/FujiiKaze/status/1587663054946566144?s=20&t=3HSt0j_ReOb9m1OGbb0U8w私の無知による誤りについては、深くお詫び申し上げます。とにかく誰かを怒らせるつもりはありませんでした。二度と起こらないでしょう。 私は学び続けるつもりです。愛してます。
この謝罪は、私の 2018 年のカバー ビデオに関連しています。歌詞の中に絶対に使ってはいけない言葉があります。言葉の背景を知らない自分を恥ずかしく思い、気分を害された皆様には大変申し訳ありません。言い訳はありません。
藤井風さんのツイッター内容の和訳引用
決してバッシングではなく、あくまで藤井風さんのファンだからこそ大問題になる前に消したほうがいいという指摘だったようです。
そのファンの方も、誤解を招かないように指摘したツイートは既に削除されています。
そして藤井風さんもそのことについて、すぐに行動し、謝罪をされたようです。
クレームでもなく、謝って欲しいと言われた訳でもないのに真摯に謝罪をされた藤井風さんのツイートには、人柄がよく出ている気がしますね。
藤井風の謝罪理由のNワードはニッキーミナージュの歌詞
藤井風さんが謝罪するきっかけとなったNワードは、藤井風さんが作詞したものではなくニッキーミナージュが2010年にリリースしたヒット曲『Super Bass』の中に含まれる歌詞でした。
藤井風さんが歌った箇所と同じ歌詞がこちらのサビ後に流れます。
サビ後のラップ箇所の歌詞がこちら。
This one is for the boys in the polos
Entrepreneur niggas and the mogulsポロシャツ着てる男の子に捧げるわ
黒人実業家や大物のことよ
この歌詞に含まれる「niggas」という黒人差別用語(Nワード)を藤井風さんはm-floの曲に合わせてそのまま歌ってしまったのです。
ニッキーミナージュは問題ない理由
ニッキーミナージュさんがNワードを含む歌詞を歌って問題がないのはニッキーミナージュさん自身が黒人だからのようです。
Nワードは黒人※に対する差別用語である。黒人のラッパーたちや、地域のブラックコミュニティに根づいた人々(フッドのブラザーたち)の間では差別的な意味あいを逆手にとり、ポジティヴな意味を持つスラングとして使われている。日本語で言うなら“血を分けた仲間”といったニュアンスの、強い結束や信頼関係を意味する。
出典:日米の文化を知るアーティストに訊く「Nワード」のリアル
白人の方がカラオケ等でニッキーミナージュさんの『Super Bass』を歌うとき、他にもNワードが含まれる曲を歌う場合にも「Nワード」に当たる部分は歌わないようにするそうです。
このように黒人差別問題というのは私たち日本人が思っている以上にデリケートな問題なので、軽々しく黒人の方以外の人が「Nワード」を使うべきではないようです。
藤井風はNワードを意図なく歌ってしまった
藤井風さんは差別的な意図はなく、音楽に対するリスペクトで歌詞を引用して「Nワード」もそのまま歌ってしまいました。
しかし指摘した海外のファンも含めて多くの方が、デリケートな問題だとしても藤井風さんに批判するようなことはありませんでした。
事実、記事の冒頭で紹介したパトリックモーディさんの動画ですが、藤井風さんの「Nワード」を歌ってる箇所は音を切り取っています。
これはパトリックモーディさんが黒人であるにも関わらず、真剣に音楽に向き合っている藤井風さんに対してリスペクトしているからこそ、変な誤解を生まないように配慮したんだと思います。
そして今回の藤井風さんの謝罪の経緯に、日本人のファンの方からも海外のファンに対して感謝の言葉がありました。
なんも知らんでは済まされん世界に出ようとしとる藤井風さんの覚悟が垣間見えた一昼夜やったなぁ、可愛い、この曲好き、かっこいい、と思うとるだけのfansじゃあかんねんな、一緒に学んで、間違いは改めて。早くに気付き、教えてくださった海外のfansのなんて素敵なことか。頭が下がる、感謝🙏
— babafumi (@babafumi3) November 1, 2022
動画を投稿した2018年と違い、全世界に多くのファンがいる藤井風さんだからこそ、ファンの方も藤井風さんに悪いイメージが伝わらないように指摘されたんではないのでしょうか。
まとめ
【動画】藤井風の謝罪理由は黒人差別発言!動画はすでに削除!についてまとめました。
誤ってNワードを歌った動画を投稿してしまった藤井風さんですが、海外のファンの中に批判的なコメントはありませんでした。
これは普段、藤井風さんの人柄が良く音楽に対して真剣に向き合ってきたことが海外のファンの方にも伝わっているからだと思います。
今回の件があったとしてもどんどん人気になっていくのではないでしょうか。