国民的アニメの一つとなっている「ちびまる子ちゃん」。主人公のまる子の声が変わったと話題になっています。
今回はちびまる子ちゃんの声優について調査しました。
ちびまる子ちゃんの声優が変わった?
ちびまる子ちゃんの声優が変わったという噂については、事実です。1990年よりアニメちびまる子ちゃんのまる子役を務めてきたのは声優のTARAKOさんでした。2024年の3月末まで、約30年にわたってまる子の声を務めてきましたが、2024年4月より新たな声優がまる子の役を務めることとなりましたよ。
近年のちびまる子ちゃん関連のニュースでは、二次創作漫画「シャブまる子ちゃん」が公式から警告を受けた件などにも注目が集まりましたね。
新たなまる子の声優は菊池こころ
新たにまる子の声優を務めることになったのは、菊池こころさんです。「ハートキャッチプリキュア!」「BORUTO-ボルト‐ NARUTO NEXT GENERATIONS」などの作品で主要人物の役を演じている声優さんです。
複数回のオーディションを経て大役を射止めた菊池こころさん。元々ちびまる子ちゃんは好きなアニメだったこともあり、オーディションがあると聞いて事務所の人に「候補だしがあるならば、私も候補に出していただけませんか」と伝えていたそうです。オーディションの際、制作スタッフは満場一致で菊池こころさんを抜擢したとのことですよ。
参考サイト:菊池こころ、「まる子」の声優で初出演 “2代目”にネット上では「変わっても全然違和感ない!」「シン・まる子良かった」 – スポーツ報知
声優交代の理由は?
ちびまる子ちゃん の声優 が交代した理由は、前任のTARAKOさんが2024年3月4日にこの世を去ったからです。ちびまる子ちゃんは原作のさくらももこさん自身が主人公のモデルとなった作品であり、TARAKOさんが声優に抜擢された理由は、ずばりさくらももこさんと声がそっくりだったことでした。それだけに、「TARAKOさん以外のまる子は考えられない」という人もいたものの、事情が事情だけに声優交代は避けられませんでした。
これまで一度も声優変更がなかったこともあり、菊池こころさんは二代目まる子を務めるにあたって「うれしいだけでなく怖い気持ちもある」と心境をこぼしていましたよ。
オーディションから初収録までは僅か2日
菊池こころさんがまる子役に決まってから初めてのアフレコまで、僅か2日しかなく、周囲の反応も知らない中で菊池こころさんは最初の収録に臨んでいたそうです。TARAKOさんが3月4日に亡くなってから、菊池こころさんが演じた回が初めて放送された4月21日まで2ヶ月も経っておらず、とにかく急ピッチでオーディションが行われたことが分かりますね。
菊池こころさんは実は2018年にも別の役でちびまる子ちゃんの収録に参加していました。まる子役としての最初の収録の際には「TARAKOさんのまるちゃんが大好きだったのに⋯⋯」と菊池こころさんが吐露し、共演者とともに号泣したそうです。
新まる子の評判は?
菊池こころさんの演じるまる子について、フジテレビは「TARAKOさんが育てたイメージを大切にしながら菊池さんらしさも加わった新鮮なまる子になっています」と太鼓判を押しており、いざ放送された際には「すんなり溶け込んだ」「声が変わったことに気づかなかった」という声もありました。
当然、違和感を覚える人もいましたが、声優交代の理由が理由だけに批判の声は多くはありません。「声が少し高く、気だるさや毒っ気が薄い」という感想が見られ、「優しいまる子になった」という言い方も出来るかもしれません。菊池こころさんがまる子役に慣れることで、また声の調子も変わっていくかもしれませんね。
最後に
今回はちびまる子ちゃんの声優が交代した件について紹介しました。長らくまる子役を務めたTARAKOさんから大役を引き継ぐこととなった菊池こころさん、その評価は上々です。これからのアニメちびまる子ちゃんにも要注目ですね。