文藝春秋の2023年1月号の中で鈴木おさむさんが書いた小説『20160118』について話題になっています。
内容は2016年1月18日に起きた1日の出来事を時系列に小説としてまとめたものになっています。
2016年1月18日はSMAPが生放送で公開謝罪をした日、鈴木おさむさんはSMAPの謝罪台本を書いていたことを小説の中で告白。
・鈴木おさむがSMAP解散の真相について書いたらしい、どんな内容?
・暴露本みたいなのを発表して鈴木おさむって今後活動していけるんかな?
・なんで今になってSMAPの解散真相を発表したんだろう?
こんな疑問を持った方に向けてこの記事でまとめました。
・小説『20160118』の内容あらすじ
・鈴木おさむとジャニーズ事務所が対立する理由
・鈴木おさむが2022年に小説『20160118』を出した理由
ごゆっくり最後までご覧ください。
鈴木おさむの小説『20160118』の内容あらすじ!
鈴木おさむさん著書の小説『20160118』は、サブタイトルに「SMAPのいちばん長い日」と記載されているように、2016年1月18日に行われた、SMAPによる生放送で公開謝罪した放送日に起こった出来事を小説にしており、文藝春秋で読むことが出来ます。
鈴木おさむさんの小説「20160118」を読む。きっとこれを書かなければ彼はもう先に進めなかったのだろう。
「あの日に、僕は放送作家として、終わった。」
彼のこの言葉が突き刺さる、テレビという世界の終わりの中で。#角田陽一郎 #鈴木おさむ #文藝春秋 #smap pic.twitter.com/qY2MgPx0QI— 角田陽一郎|カクタ教授|バラエティプロデューサー (@kakuichi41) December 17, 2022
鈴木おさむさんは『20160118』の冒頭で次のように記載されています。
テレビ番組が作りたくて作りたくてこの世界に入った自分が。人を笑わすために、そんな番組を作りたくてこの世界に入った自分が、その放送に作り手として参加していた。
沢山の人に涙を流させてしまった「あの放送」に。
今でもずっと胸に刺さっている。
あの日に、僕は放送作家として、終わった。
『20160118』より一部抜粋
鈴木おさむさんは、この小説でSMAPの公開謝罪生放送の台本を書いていたことを告白。
そして人を笑わせたくて放送作家になり、『SMAP✖︎SMAP』の放送作家として多くの方に笑いや笑顔を提供していたにも関わらず、SMAPのみならずファンや多くの方を悲しませるようなことを書いてしまった(書かされた)ことに対して苦しんでいたようです。
小説『20160118』は2016年1月18日の出来事を時系列ごとに淡々と記載されており、内容をまとめたものがこちらです。
そして小説の最後に鈴木おさむさんは次のように、違和感のある改行をしたメッセージを残しています。
そして
みんなで
あの日に
ピース
できる日が来ることを願い。
小説「20160118」『20160118』より一部抜粋
この違和感のあるメッセージには、次のような意味が隠されているのでは?という噂が流れています。
深読みしすぎかもしれませんが、
S そして
M みんなで
A あの日に
P ピース
D. 出来る日が来ることを願い。
S. 小説「20160118」D.S.は楽譜でダル・セーニョと読み、セーニョマーク(下の画像)のついた小節に戻るという意味らしいです。 pic.twitter.com/J7OAFZpFCP
— piyo (@HJi6XqKgzB6QMxA) December 17, 2022
鈴木おさむさんは、過去に戻ることができるのであれば、2016年1月18日に戻りたいという気持ちがいまだにあるのかもしれませんね。
鈴木おさむの覚悟『20160118』を発表したことでジャニーズと対立!!
鈴木おさむさんが小説『20160118』を公表したことで、事実上ジャニーズと対立することになります。
なぜなら小説の中で鈴木おさむさんが用意した謝罪文を、生前のメリー喜多川副社長が直前でジャニーズ事務所の都合の良いように書き換えさせた事実なども記載されているからです。
「当初、別の謝罪シナリオが用意されていたものの、土壇場になって故・メリー喜多川副社長がひっくり返したことにも触れられています。娘のジュリー氏の立場に立てば、『今になってなぜ暴露のような形をとるのか』と激怒するのは当然だと思います」(大手芸能プロダクション幹部)
出典:Yahooニュース
今回小説を公表したことで、少なくとも鈴木おさむさんとジャニーズ事務所の間には亀裂が入ったことは明白です。
ジャニーズ関連の番組は今後担当できない可能性
鈴木おさむさんが現在、ジャニーズの番組担当として「キスマイ超BUSAIKU!?」や正月特番『さんタク』など手掛けていますが、今後担当できない可能性があります。
なぜならジャニーズ事務所からすると鈴木おさむさんは敵対となった今、その鈴木おさむさんを放送作家として起用するテレビ番組(テレビ局)は同調したと思われ、ジャニーズ事務所との関係が悪くなるのを恐れる可能性があるからです。
ジャニーズ事務所は芸能界の中でも、昔から巨大な利権をもった組織なのは既に世間でも有名です。
そんなの敵に回したくないのが普通かもしれないね。
鈴木おさむはなぜ2022年末『20160118』を発表したのか
鈴木おさむさんはなぜ、ジャニーズと敵対することを承知の上で、2022年になって小説『20160118』を公表しようと思ったのか考察しようと思います。考えられる理由は次の三つ。
2:ジャニーズ事務所の権力が弱くなっているから
3:タッキー・キンプリの対処騒動でジャニーズに嫌気がさしたから
ジャニー氏・メリー氏がいないから
2016年ごろジャニー氏とメリー氏がいたジャニーズ事務所は、今よりさらにテレビ業界にとって大きな存在となる組織でした。
ジャニーズ事務所に嫌われる=多大な利益を損失する可能性があるため、わざわざ嫌われるようなことはしたくありません。それは放送作家も同じことでしょう。
そして小説内で公表されているように、鈴木おさむさんが用意した謝罪文を土壇場で変更させたのはメリー喜多川氏です。
そんなジャニー氏・メリー氏の存在が大きかったから当時は公表できなかった可能性が考えられます。
ジャニーズ事務所の権力が弱くなっているから
ジャニー氏・メリー氏の亡き後、一人娘のジュリー氏が社長になりましたが、そこから明らかにジャニーズ事務所内でのトラブルが多く、2022年副社長として支えいたタッキーも突然対処、キンプリの3人も脱退退所騒動となっています。
ジャニー氏・メリー氏がいた頃より、テレビ業界や週刊誌もジャニーズのスキャンダルを報じることが出てきており、ジャニーズ事務所の権力が弱くなってきている可能性があります。
だからこそ鈴木おさむさんの中で、ジャニーズ関連の仕事がなくなってもいいという覚悟ができたのかもしれません。
タッキー・キンプリの退所騒動でジャニーズに嫌気がさしたから
2022年にタッキーこと滝川秀明さんが退所、さらにKing & Prince(キンプリ)も2023年には3名が脱退、ジャニーズ事務所を退所することになりました。
そしてキンプリの謝罪動画はSMAPの謝罪放送と酷似していて、台本を読まされて本心で語っていないとファンの中で話題になっていました。
もしかしたら鈴木おさむさんもキンプリの謝罪動画を見て、過去に自分が経験した「作家としてやりたくなかったことを誰かがやらされている」とジャニーズに嫌気がさして公表した可能性が考えられますね。
SMAPの謝罪放送でも台本があったのだから、キンプリにも台本があり、放送作家の誰かが書いたということは簡単に想像できるよね。
まとめ
鈴木おさむの小説20160118の内容あらすじ!SMAP謝罪放送は事務所の台本だった!についてまとめました。
2016年1月18日、SMAP生放送で行われた謝罪放送からもうすぐ7年。
鈴木おさむさんが小説『20160118』の冒頭で「あの日に、僕は放送作家として、終わった。」と記載されているように7年間ずっと1人で悔やみ、苦しんでいたのかもしれません。
『あの日』を振り返り、公表したことで世間に事実が知られ、いかにSMAPが素晴らしいメンバーの集まりだったか再確認されましたが、代償として鈴木おさむさんが今後テレビ業界としての立場、そしてジャニーズとの関係が悪くなったのも明らかなので、今後の動向にも注目していきます。